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予防歯科では、歯科の2大疾患で歯を失う主な原因である「むし歯」、「歯周病」の発症を防止します。むし歯、歯周病の仕組みやご自身の口腔のリスクを知ることにより、適切な予防を実践していくことが可能です。
12歳児における日本人の虫歯保有数は予防歯科の先進国であるフィンランドと比較すると約4倍となっていますが、その違いは予防歯科が定着していることです。
また、近年口腔の健康が心臓病や糖尿病などの全身疾患にも影響をおよぼしていることが分かっています。
予防歯科は生涯健康な歯で豊かな生活を送っていただくための診療です。
メインテナンスは、持続的なバイオフィルムの破壊と除去を行って治療によって得られた口腔内の健康な状態を維持させ、う蝕、歯周病を予防することを目的としています。
治療としては専門家によるプラークコントロールとして、スケーリング、ルートプレーニングなどを行います。
具体的には、歯周ポケット内の歯周病原菌であるグラム陰性菌群は、処置した後12〜16週で、もとの歯周叢に戻る傾向があります。
そこで、細菌の量が悪影響を起こしだす前に、プロフェッショナルバイオフィルムコントロールを行って、歯周病の再発を予防する為に、その人の歯周環境に応じた、今後のメインテナンス・プログラムを決定します。
メインテナンス・プログラムにそってリコールが指定されます。
この間隔は、基本的に3ヶ月とされていますが、再評価やパーソナルプラークコントロールの程度によって、短くなったり、徐々に延ばされたりします。
リコールは、必ず守ってください。
もし、リコールでのメインテナンスを定期的に行わないと、確実にう蝕、歯周病は進行してしまいます。
むし歯は、プラーク中の細菌(ミュータンス菌、ラクトバチラス菌など)の感染によって起こります。
細菌は食べ物から栄養を取り、酸を作ります。この酸によって歯が溶かされてしまった状態がう蝕です。
人間のからだには、この酸と闘おうとする抵抗力があります。唾液の洗浄、抗菌作用、抗脱灰作用やそれぞれの人の歯の質などがあります。
しかし、酸にさらされる回数が多かったり、時間が長かったりすれば、酸との闘いにやぶれ、う蝕になってしまいます。
歯周病の発症は歯周病原菌の感染によって起こります。
口腔内には300〜400種類の細菌が存在しています。これらの菌が、歯肉溝(歯と歯ぐきの境目)のなかで異常増殖すると歯周ポケットが形成され、付着部が歯面からはがれ、続いて歯肉がはれ、歯槽骨の破壊を起こさせます。
歯周病は、細菌感染による炎症性疾患です。たとえば、歯周病にかかった人が糖尿病にもかかり、ヘビースモーカーで、さらに歯ぎしりもするといった場合、危険因子がトリプルに複合しているために、歯周病は急速に悪化してしまいます。
歯周病の治療を進めるためには、危険因子の要因を減らさなければ治療しても再発を繰り返すことになります。